SNSをなんとなく開いたら、元カノの写真。
隣に知らない男がいて、笑顔で。
(あ——)って、一瞬呼吸が止まった。スマホを持つ手がじわっと汗ばんで、心臓がドクッてした。「もう関係ないし」って頭では即座に言い訳したのに、なぜかその写真から目が離せなかった。
…正直言って、あの感覚は今でも忘れられない。
男って、こういう時に「俺は大丈夫」ってフリをしがちだよ。でも実際は、ぜんぜん大丈夫じゃない。この記事は、そんな「大丈夫じゃない男」に向けて書いてる。
この感情、弱さじゃない
「別れたんだから関係ない」「新しい彼氏ができてもしょうがない」——そんなことは分かってる。
頭では分かってて、でも胸がざわざわする。この矛盾した感覚、男だって普通に起きるんだよ。
俺も経験した。付き合って2年、向こうから別れを告げられた彼女。別れて4ヶ月後、共通の友人から「彼氏できたみたいだよ」って聞いた時の話。
食欲、なくなった。マジで。
その夜、ご飯を作ったのに箸をつける気になれなくて、テレビをつけっぱなしにしたまま天井を見てた。(なんで俺、こんなにダメージ受けてんだ…)って、自分に引いた。
でもこれ、弱いんじゃなくて人間として普通の反応なんだよね。
なぜこんなにしんどいのか、男目線で解説する
「モヤモヤの正体」を知っておくと、少し楽になる。
まず一つ目は、「負けた感」。
元カノに新しい彼氏ができる。男の脳ってのは、これを無意識に「競争の敗北」として処理してしまうんだよ。相手の男と自分を勝手に比較して、勝手に劣等感を抱く。理性では意味のない比較だって分かってても、脳みそが勝手に動く。厄介だろ。
二つ目は、「終わりの確定」。
別れた後でも、心のどこかに「もしかしたら…」ってフラグが立ってたりする。新しい彼氏の存在は、そのフラグを根こそぎ折ってくる。喪失感の第二波、みたいな感じ。
三つ目が一番認めにくいんだけど——「俺だけが時間を食った感じ」。
向こうは次に進んでる。俺はまだここにいる。この非対称さが、じわじわとしんどい。
俺がやって失敗した行動
ここ、正直に言う。
別れて3ヶ月後、共通の友達から「彼氏できたらしい」と聞いたあの夜——俺、元カノにLINEした。
「元気?」って。
(今考えると最悪だ…)
向こうからの返信は、翌日の昼に「うん、元気だよ」の5文字。会話終了。その5文字を5回くらい読んで、スマホを床に置いた。しばらく動けなかった。
あの行動で何が変わったかって、何も変わらなかった。むしろ傷口に自分で塩を塗ったような感じ。感情が荒ぶってる時の「とりあえず連絡」は、ほぼ確実に後悔する。これは断言できる。
じゃあどうすればよかったか
失敗を経て、次の別れの時にやったこと。今度は違う対応ができた。
まず、SNSのミュート。完全ブロックじゃなくていい。ただ、見えない状態にする。「子どもっぽい」とか思わなくていい。傷ついてる時に繰り返し刺激を受け続けるのは、ただの自傷行為だから。
それと、「書き出す」こと。
ノートに、汚い言葉でもなんでも吐き出した。「なんで俺じゃなかったんだ」「あいつより俺の何が劣ってるんだよ」——そんなこと、人には言えない本音を全部。
書いてる最中は正直しんどかったけど、書き終わった後、頭が少し軽くなった感覚があった。思考がぐるぐる回るのって、感情を処理できてないからなんだよな。書くことで「処理」が進む。
比較してしまう自分を責めなくていい理由
元カノの新しい彼氏が自分より背が高かったり、SNS映えする仕事してたりすると、胸がキュッとなる。
(あんな奴の何がいいんだ)——そう思った瞬間、「俺、最低だな」って恥ずかしくなったりもする。
でも、比較するのは人間として自然な反応だよ。むしろそれを感じないほうがおかしい。
大事なのは、そこで止まること。
「比較してる自分」に気づいたら、「あ、今俺の脳が暴走してるな」って少し客観視する。それだけで、ちょっとだけ感情から距離を置ける。
時間を「待つ」より「使う」
「時間が解決する」——この言葉、正しいけど不親切だよな。
ただ待ってるだけだと、気づいたら元カノのSNSをまた見てる。時間は流れても、頭の中が過去を引っ張り続ける。
だから「時間を使う」ことが要る。
俺の場合、当時ずっと先延ばしにしてたギターを引っ張り出した。下手くそで、Fコードすら押さえられなくて、指が痛くて(泣)。でも練習してる時間だけは、余計なことを考えなかった。
べつにギターじゃなくていい。資格の勉強でも、筋トレでも、行ったことない街を一人でぶらぶらするでも。
要は、「今の自分が主人公の物語」を動かし続けること。それが一番の答えだよ。
元カノの幸せを「祝福」できた日の話
これ、最後に話す。
別れて1年後くらい、インスタで元カノが婚約したことを知った。
胸のあたりが、ずんっと重くなった。でもあの頃みたいに、息が止まるような感じはなかった。
(あ、俺ちょっと前に進んでるな)って、静かに気づいた。
「祝福」って言うと大げさだけど、「もういいか」くらいの感覚。呪縛から解放された感じ、とでも言えばいいか。
これがゴールだよ。憎んで終わるんじゃなく、「もういいか」に辿り着くこと。
そのためには、感情を抑えるんじゃなくて、ちゃんと感じて、吐き出して、自分の時間を前向きに動かす。シンプルだけど、それだけ。
まとめ:しんどいのはお前が弱いからじゃない
元カノに新しい彼氏ができた。その事実が、今のお前の心を揺さぶってる。
それは別にダサくないし、恥ずかしくもない。
ただ、その感情を持ったまま止まり続けるのは、自分に損だよ。
SNSをミュートして、感情を書き出して、余った時間で自分の話を前に動かす。それだけでいい。
「大丈夫」ってフリをやめて、ちゃんとしんどがって——そこから始めよう。
コメント