その人の笑顔を見るだけで、胸が苦しくなる。
話しかけられただけで、心臓が壊れそうなくらいドキドキする。
遠くからその人を見ているだけで幸せなのに、同時に「自分には釣り合わない」って思ってしまう。
憧れの人への想い。これほど甘くて、これほど苦しい感情はないですよね。
私も経験があります。職場の3歳上の先輩に、2年間片思いしていました。
仕事ができて、後輩への気配りもあって、いつも笑顔で。完璧すぎて、話しかけるだけで緊張してました。
結論から言うと、その恋は叶いませんでした。でも、その経験から学んだことがたくさんあります。
今回は、憧れという感情の正体と、それを現実の恋愛に変える方法をお伝えします。私の失敗談も含めて、正直に書きます。
私が完全に失敗した「憧れの恋」
まず、私の恥ずかしい失敗談から。
25歳の時、入社3年目の私は、同じ部署の先輩(28歳)に憧れていました。
仕事の進め方、後輩への接し方、プレゼンの仕方。全てが完璧に見えました。
私は遠くから見ているだけで満足していました。話しかけられると緊張して、まともに会話もできない。
「どうせ私なんて、相手にされない」
そう思い込んでいました。
ある日、飲み会で隣に座る機会がありました。これはチャンス、って思って話しかけたんです。
でも、私が話したのは「先輩って本当にすごいですよね」「仕事できて尊敬します」みたいな、褒め言葉ばかり。
先輩は苦笑いしながら「ありがとう」って言ってくれたけど、それで会話は終わり。
私、完全に失敗してました。
憧れすぎて、対等な会話ができなかったんです。先輩を「崇拝する対象」として見ていて、「一人の人間」として見ていなかった。
その後も何度かチャンスはあったのに、いつも同じパターン。褒めるだけ、尊敬するだけ。
結局、先輩は別の部署の女性と付き合い始めました。
その女性、先輩に対して普通に接してたんですよ。冗談も言うし、時には意見も言う。対等な関係だった。
私が失敗した理由、そこにあったんです。
憧れと恋愛の決定的な違い
あの経験から、私は気づきました。
憧れと恋愛は、似ているようで全然違う。
憧れは、「この人のようになりたい」という気持ち。
恋愛は、「この人と一緒にいたい」という気持ち。
方向性が違うんです。
憧れは、相手を「上」に見ている。自分より優れた存在、手の届かない存在。
恋愛は、相手を「隣」に見ている。一緒に笑って、一緒に泣いて、一緒に人生を歩む存在。
私は先輩を「上」にしか見ていなかった。だから、恋愛に発展しなかったんです。
心理学では、これを「理想化作用」って言うらしいです。相手を現実以上に美化して、完璧な存在として認識してしまう。
理想化しすぎると、相手は「人間」じゃなくて「神様」になっちゃうんですよね。
神様と恋愛はできません。
憧れが恋愛になる瞬間
でも、憧れが恋愛に変わることもあります。
私の友人Aちゃん(27歳)の話。
彼女も大学時代の先輩に憧れていました。学業優秀で、スポーツ万能で、リーダーシップもある。まさに完璧な先輩でした。
卒業後、5年ぶりに同窓会で再会したそうです。
話してみたら、先輩が意外と抜けているところがあることに気づいた。
「え、先輩って方向音痴だったんですか?」 「うん、この間も迷子になって(笑)」
この会話がきっかけで、「完璧な先輩」から「人間らしい先輩」に変わったんだって。
そこから恋愛感情が芽生えました。
完璧だと思っていた人の「弱さ」を知った時、距離が一気に縮まる。
心理学で言う「ギャップ効果」です。
Aちゃんは言ってました。「完璧じゃないって知って、逆にもっと好きになった。一緒にいられるかもって思えた」
今、二人は付き合って3年目。お互いを支え合える関係になっています。
憧れが恋愛に変わる鍵は、「相手の人間らしさを知ること」なんです。
理想化の罠にハマった男性の話
逆のパターンもあります。
私の元同僚のB君(30歳)の話。
彼は職場で人気のある女性に、3年間憧れていました。美人で、仕事もできて、誰からも好かれている。
やっと告白して、付き合うことができたんです。
でも、1ヶ月で別れました。
理由を聞いたら、「全然違った」って。
付き合ってみたら、彼女は自己中心的で、B君の話を全然聞いてくれなかった。見た目と仕事ぶりだけで判断していて、内面を全く見ていなかったんです。
「憧れって、結局は自分が作り上げた幻想だった」
B君の言葉が、すごく印象的でした。
憧れには、こういう危険もあります。相手の良い面ばかり見て、本当の姿を見ていない。
理想像を愛しているだけで、その人自身を愛しているわけじゃない。
私も先輩に対して、同じことをしていました。「完璧な先輩」という理想像を作り上げて、本当の先輩を見ていなかった。
「手の届かない存在」という思い込み
憧れの人を好きになった時、多くの人が陥る罠があります。
「自分には釣り合わない」という思い込み。
私もそうでした。
「先輩は完璧で、私なんて全然ダメだから」
でも、これって本当でしょうか?
実は、これも「理想化」の一部なんです。相手を過大評価して、自分を過小評価している。
恋愛って、優劣じゃないですよね。
年収が高い方が偉いとか、仕事ができる方が上とか、そういう関係じゃない。
対等な関係で、お互いを尊重し合う。それが恋愛です。
私が先輩との恋を諦めた理由は、「釣り合わないから」じゃなくて、「対等な関係を築けなかったから」なんです。
もし、私が先輩を「憧れの存在」じゃなくて、「一人の人間」として見ていたら、結果は違ったかもしれません。
憧れを恋愛に変えた5つのステップ
じゃあ、どうすれば憧れを現実の恋愛に変えられるのか。
私の失敗と、周りの成功例から学んだことをまとめます。
1. 相手を「人間」として見る
まず、相手を神格化するのをやめる。
完璧な存在じゃなくて、失敗もするし、弱さもある。そういう人間らしさを見つけてください。
私の友人Cさんは、憧れの上司が資料を忘れて慌てている姿を見て、「あ、この人も普通の人なんだ」って思えたそうです。
そこから距離が縮まって、今では付き合っています。
2. 対等な会話を心がける
褒めるだけ、尊敬するだけじゃダメ。
普通に話す。冗談も言う。時には意見も言う。
対等な関係を作ることが、恋愛の第一歩です。
私が失敗したのは、ここでした。先輩を持ち上げるばかりで、普通の会話ができなかった。
3. 自分も成長する
憧れの人に近づくために、自分を磨く。
仕事のスキルを上げる、趣味を充実させる、人間性を高める。
自分が成長すれば、自然と相手との距離も縮まります。
「釣り合わない」って思うなら、自分が釣り合う人間になればいい。
4. 相手の弱さも受け入れる
完璧な部分だけじゃなくて、欠点も見る。
そして、その欠点も含めて好きになれるか、考えてみてください。
本当に好きなら、欠点も愛おしく感じるはずです。
5. 行動する勇気を持つ
最後は、やっぱり行動です。
話しかける、食事に誘う、連絡先を交換する。
小さな一歩でいいから、前に進んでください。
私は行動しなかったから、後悔しています。「もっと早く、普通に話しかければよかった」って、今でも思います。
憧れから結婚まで辿り着いたDさんの話
最後に、素敵な成功例を紹介します。
私の先輩Dさん(32歳)の話。
彼女は職場の上司に憧れていました。仕事の能力が高くて、部下への配慮もあって、人間としても尊敬できる人。
最初は尊敬だけだったのが、一緒に仕事をするうちに恋愛感情に変わっていったそうです。
Dさんがすごかったのは、相手を崇拝するんじゃなくて、対等な仕事仲間として接したこと。
意見も言うし、冗談も言う。でも、尊敬の気持ちは忘れない。
上司も、Dさんのことを「頼れる部下」から「魅力的な女性」として見るようになりました。
ある日、Dさんから食事に誘ったそうです。
「仕事の相談があるんですけど、今度ご飯行けますか?」
そこから距離が縮まって、半年後に交際スタート。
尊敬と信頼をベースにした関係だから、すごく安定してるんだって。
今では結婚して、お互いに高め合える関係を続けています。
Dさんが言ってました。「憧れから始まったけど、今は対等なパートナー。尊敬できる人と一緒にいられるのは、本当に幸せ」
憧れは恋愛のスタート地点
憧れは、恋愛の素晴らしいスタート地点です。
でも、そこで止まっていちゃダメ。
憧れを「現実の愛」に変えていく。それが大事なんです。
相手を理想化しすぎない。完璧な存在として崇拝するんじゃなくて、欠点も含めて一人の人間として見る。
そして、対等な関係を築く努力をする。
自分も成長して、相手と並んで歩ける人間になる。
私は先輩との恋で失敗しました。でも、その経験から学んだことは大きかったです。
次の恋愛では、同じ失敗をしないって決めています。
今、憧れの人がいるあなたへ
もし今、あなたに憧れの人がいるなら。
「自分には無理」って諦めないでください。
「釣り合わない」って思い込まないでください。
憧れは、恋愛に変わります。
まずは、その人を「神様」じゃなくて「人間」として見てみてください。
完璧じゃない部分、弱い部分、人間らしい部分。そこに気づいた時、距離は一気に縮まります。
そして、勇気を出して一歩踏み出してください。
話しかけてみる。食事に誘ってみる。連絡先を交換してみる。
小さな行動が、大きな変化を生みます。
私は行動しなくて後悔しています。
あなたには、同じ後悔をしてほしくない。
憧れの人との恋。叶えられるのは、行動したあなただけです。
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